蓼科山U.L HIKE(Mt Tateshina U.L HIKE)&霧ヶ峰(車山)(Mt Kirigamine (Mt Kuruma)HIKE

U.L HIKE

2024年10月13日と14日 日本百名山の蓼科山と霧ヶ峰(車山)に行ってきました。

蓼科山ってどんな山?

  1. 独特な形状と地質: 蓼科山は円錐形の山で、そのシルエットは「諏訪富士」とも呼ばれるほど美しく、標高は2,531m。火山活動によってできた山で、山頂付近には火山岩や独特な地形が見られます。
  2. 四季折々の魅力: 春から夏にかけては豊かな高山植物が楽しめ、秋には美しい紅葉、冬にはスノーシューやアイゼンを使った雪山登山が楽しめます。四季を通じて異なる表情を見せます。
  3. 初心者にもおすすめの登山コース: 蓼科山は比較的アクセスしやすく、標高差はありますが、初心者でも登りやすいコースが整備されています。山頂からは360度のパノラマビューを楽しめ、八ヶ岳連峰や諏訪湖などの絶景が広がります。

霧ヶ峰(車山)ってどんな山?

  1. 広大な高原と開放感: 霧ヶ峰は広大な草原が広がる標高1,925mの山で、特に車山は霧ヶ峰の主峰として知られています。緩やかな稜線と360度のパノラマビューが特徴で、八ヶ岳や北アルプス、富士山まで見渡せる開放的な景観が楽しめます。
  2. 四季の自然の豊かさ: 夏にはレンゲツツジやニッコウキスゲなどの高山植物が咲き誇り、秋には一面の黄金色に染まる草原が美しい紅葉の名所となります。冬にはスキーやスノーシューが楽しめ、四季折々の自然が魅力です。
  3. 家族向けのハイキングスポット: 霧ヶ峰のハイキングコースは比較的緩やかで、初心者や家族連れにもおすすめです。車山高原からリフトを使って山頂までアクセスできるため、気軽に登山やハイキングを楽しむことができます。

今回のコース

蓼科山のコース

今回の登山計画では、スズラン峠の蓼科山登山口から蓼科山を目指し、天祥寺原を経由して北横岳に登り、竜源橋登山口へ下山する予定でした。しかし、スズラン峠駐車場が満車だったため、下の駐車場に車を停め、逆回りのコースで登山を行いました。

abu- 登山をした 7:33'22
16.2 km, 7:33'22, 2.2 km/h, 2057 kcal, 108 bpm

霧ヶ峰(車山)のコース

翌日は、霧ヶ峰のコースで車山肩から山頂を目指す最短ルートで登ってきました。

※霧ヶ峰はsuuntoのログを間違って削除してしまったため、地図のみの記載になります。

今回のU.L装備

今回の装備は以下になります。

蓼科山(Mt tateshina)

ザック(OMM Classic 25L)、水分2ℓ、おにぎり2個、魚肉ソーセージ、行動食3回分、レインウェア、ウインドブレーカ、ツエルト、ヘッドライト、熊鈴、日焼け止め、炎熱サプリ、芍薬甘草湯、エマージェンシーセット、山と高原地図、iPhone SE、サングラス、登山靴(サロモン)、長ズボン(ワークマン)、長袖シャツ(patagonia)、手袋(ブラックダイヤモンド)

霧ヶ峰(Mt kirigamine)

ザック(OMM Classic 25L)、水分500mℓ、行動食1回分、レインウェア、ウインドブレーカ、ツエルト、ヘッドライト、熊鈴、日焼け止め、炎熱サプリ、芍薬甘草湯、エマージェンシーセット、山と高原地図、iPhone SE、サングラス、登山靴(サロモン)、長ズボン(GU)、長袖シャツ(patagonia)、手袋(ブラックダイヤモンド)

秋の北八ヶ岳へ

1日目 蓼科山へ

今回はABUの奥様が執筆です。

三連休、長野の山に行きたい!
さっそく美味しい百名山プランを計画してくれました。
朝3時に起床、4時前に出発。
朝食は、かぼちゃのキッシュ、バナナケーキ、紅茶クッキー、ミックスキャロット。
1時間交代で運転し、渋滞もなく予定通り7時半に目的地に到着しました。
駐車場は満車!
急遽、駐車場に合わせて登山計画を変更し、登りと下りを逆にしました。

登り始めは、苔むした和の情緒と静寂に包まれた登山道。

連休だから混んでいると思ったら、登山者は意外と少なく、青空が広がり登山日和。
登り始めは肌寒かったけど、30分ほどで汗ばんできたのでウインドブレーカーを脱ぎました。

パンダが喜びそうな笹薮を抜け、最後にご褒美の岩場を登って北横岳山頂に到着。


山頂は人、人、人❗️
お腹が空いていたので、梅干しおにぎりとチョコバーでエネルギー補給。
食べたら元気が出たので、次は山頂から見える蓼科山を目指します。

池まではなだらかな道が続き、そこからは急登。
登山道は整備されていて登りやすく、見上げると紅葉が始まり、足元には柔らかい落ち葉が広がっていました。
山頂に近づくと大渋滞。ゴンドラがあるためか、小学生くらいの家族や団体が次々と下山してきます。

岩場に「山小屋、売店まで30分」と書いてありました。
山小屋は登山客で賑わい、Tシャツが旗のようにひるがえり、まるでマルシェのよう。
山頂まではもう少し。

岩場とガレ場を登り、蓼科山山頂に到着。
蓼科山頂ヒュッテには「さんま」の昇り旗がはためいていて、秋刀魚1匹900円、定食は1800円。
雲の上で食す秋刀魚の味は格別でしょうか⁈
神社を参拝し、神楽南蛮味噌のおにぎりと魚肉ソーセージで補給。
風が強く、空が近い天空の世界でした。

そして下山、岩岩岩でどこから下山して良いものなのか・・下山ルートが見つからず、目をこらしてルートを探すとオレンジポールを発見


ポールを目指し急な岩場を降っていく、登山者も少なくひたすら下り続けます。

吹き抜ける風が心地良く、あっという間に下山完了。

汗を流しに温泉へ。
日帰り温泉は地元の常連さんや登山帰りの人々が次々と訪れ、温泉で疲れも癒されました。

蓼科温泉浴場 | アルピコリゾート&ライフ株式会社
永く人々を癒してきた古き良き大衆浴場

今夜の宿は森のペンション リトルフット。

蓼科高原 ピラタスの丘 森のペンション リトルフット
蓼科高原の静かな朝を「リトルフット」のテラスで食事をしてはどうですか?冬はスキー、スノーノードなど。各種合宿も承っております。

お部屋はシンプルで清潔、マッサージしてお昼寝をして疲労回復。

お楽しみの夕食は、魚、鴨、牛タン、野菜の盛り合わせを前菜に、ハーフの白ワインで乾杯。
照明も音楽もレストランのようで大人の雰囲気。
メインのタンシチューは柔らかくて美味しく、フランスパンはオリーブオイルと絶妙なマリアージュ。
最後はキノコ鍋、天然きのこが盛りだくさんで滋味深い味わい。
締めのお蕎麦で大満足。

月明かりのような照明と映画音楽が流れる中、大人の雰囲気でゆったりとした夕食を楽しみました。

2日目 霧ヶ峰(車山)へ

早朝4:00に起床し、準備を始めました。車山からのご来光を見に、4:30に宿を出発。

車山に向かう途中、道路脇には鹿が!夜行性なのか、たくさんの鹿に遭遇しました。

5:00に車山肩に到着すると、満天の星空が広がりとても綺麗!まだ空は真っ暗だったので、ヘッドライトを装着して出発。気温は5℃でとても寒いです。

途中で空がオレンジ色に染まり、徐々に明るくなってきました。

5:45に山頂に到着!

車山展望テラス(スカイテラス)から見る朝陽と八ヶ岳、富士山のコントラストが美しく、心を奪われました。

たくさん写真を撮りましたが、やはり気温5℃は寒く、山頂での滞在は15分で下山することに。

木道や笹が凍っており、冬の訪れが近いことを感じながら6:30に車山肩に戻りました。

7:15に宿に戻り、8:00に朝食をいただくことにしました。

朝食は野菜中心のワンプレートにパン!たくさんの種類の高原野菜があり、ABU-奥様も大満足。

8:30には準備を済ませ、チェックアウト!

オーナーが外まで出てきてお見送りしてくれました。最後まできめ細やかな気遣いに感謝しながら、3連休の山旅が終わりました。

車山展望テラス(スカイテラス) - 茅野市ホームページ
車山展望テラス(スカイテラス)

おまけ

今回は、長野にいるもう一つの理由として、ABU-娘がアルバイトをしている滝沢牧場に職場見学に行ってきました。

滝沢牧場では、引き馬がおすすめとのことで、私たちも引き馬体験をしてきました。

たくさんの動物たちと、ふれあうことができるのでもしよかったら行ってみてください

八ヶ岳 野辺山高原|滝沢牧場
遊びと動物との触れ合い空間へいらっしゃい。八ヶ岳野辺山高原、滝沢牧場のホームページです。自然と動物達とのふれあいを体験できる滝沢牧場は広大な敷地に牛、馬、ひつじ、やぎ、うさぎ、鳥たちをはじめ、多くの動物達とふれあう事ができる自然体験牧場です...

まとめ

今回の蓼科山の山旅は、距離16.2km、累積標高1,400m、所要時間7.5時間でした。天候も穏やかで、気温16℃と最高の登山日和となりました。

蓼科山は百名山の一つですが、スズラン峠からの登山者は少なく、全体的に静かな山旅を楽しむことができました。北横岳山頂では北八ヶ岳ロープウェイを利用した登山者で混雑していましたが、亀甲池から北横岳への登山道は比較的空いていました。また、天祥寺原から蓼科山荘までの道も比較的静かでしたが、蓼科山荘から蓼科山山頂までは混雑しており、特に白樺高原国際スキー場から来られる登山初心者や高齢者の方が多く、渋滞が発生していました。

蓼科山山頂は広がる岩場と強風が特徴的で、夏場でも防寒具が必要です。特に濃霧時は視界が悪く、登山道の目印も少ないため、GPSやスマートフォンの登山アプリ、コンパス、地図を持って行くことを強くお勧めします。

霧ヶ峰(車山)については、車山肩からの最短ルートがわかりやすいですが、石が多い登山道のため、登山靴やトレイルランニングシューズが適しています。この季節、木道は日陰で凍結している箇所があり、スニーカーでは大変危険です。朝5:00に登山を開始しましたが、街灯がなく真っ暗なので、ヘッドライトも必須です。

日中は平野部で25℃でも、霧ヶ峰の早朝は気温5℃と非常に寒いため、ダウンなどの防寒具や防寒手袋を持参すると、快適に山旅を楽しむことができます。

このブログが皆さんの素敵な山旅の参考になれば嬉しいです!

アブーより