2024年8月11日 山の日に金峰山&瑞牆山へ1dayで行って来ました。
1ヶ月ぶりに百名山ツアーです!
金峰山と瑞牆山ってどんな山?
金峯山の特徴と魅力
- 位置と標高: 金峯山(きんぷさん)は、埼玉県秩父市と山梨県甲州市にまたがる山で、標高は2,599メートルです。日本百名山の一つであり、関東地方の山々の中でもその高さと存在感で知られています。
- 自然環境: 山頂からは、富士山や八ヶ岳、南アルプスなどの名峰を一望できる絶景が広がっています。また、登山道では豊かな森林や高山植物、四季折々の自然が楽しめます。特に秋には美しい紅葉が広がり、多くの登山者を魅了します。
- 登山ルート: 金峯山への主な登山ルートには、瑞牆山(みずがきやま)からの縦走ルートや、埼玉県側からのアプローチがあります。比較的整備されたルートが多く、初心者から中級者まで楽しめる山です。
- 五丈岩: 山頂近くにある「五丈岩」は、巨大な岩石で、金峯山のシンボル的存在です。この岩の周囲は神聖な場所とされ、信仰の対象にもなっています。
金峯山は、関東と中部地方の自然と信仰が融合した魅力的な山であり、多くの登山者がその風景と神秘的な雰囲気を楽しんでいます。
瑞牆山の特徴と魅力
- 岩峰と独特の景観: 瑞牆山の最大の特徴は、山頂周辺にそびえる巨大な岩峰群です。特に「大ヤスリ岩」や「屏風岩」などが有名で、これらの岩は長年の風化や浸食によって形成されました。これにより、瑞牆山は他の山々とは一線を画す独特の景観を持ちます。
- 登山とクライミング: 瑞牆山は、岩場を楽しむクライマーにとって非常に魅力的な場所です。また、登山道もよく整備されており、登山者も多く訪れます。一般的な登山道には鎖場や岩場が含まれ、適度な難易度で登山の醍醐味を味わえるため、初心者から上級者まで楽しむことができます。
- 自然と眺望: 山頂からは、近隣の金峰山や八ヶ岳、南アルプス、そして遠くには富士山まで見渡すことができます。特に晴れた日には、これらの山々を一望することができるため、登山者にとっては素晴らしい眺望を楽しむことができます。また、四季折々の自然も魅力で、春の新緑、夏の高山植物、秋の紅葉などが楽しめます。
- アクセスと周辺環境: 瑞牆山へのアクセスは、山梨県北杜市の瑞牆山登山口からが一般的です。登山口には駐車場もあり、公共交通機関を利用してアクセスすることも可能です。周辺には温泉やキャンプ場も点在しており、登山と合わせてリラックスできる環境が整っています。
瑞牆山は、その独特の岩峰と美しい自然環境で多くの登山者やクライマーを魅了しています。適度な難易度と多彩なルートがあり、初心者から上級者まで幅広い層が楽しめる山です。
登山計画
今回の計画ルート
6:00富士見平駐車場 出発 8:15大日岩 9:30金峰山 到着 11:00八丁平経由(波線ルート) 12:50瑞牆山 到着 15:00富士見平駐車場 下山完了
一部波線ルートを通るコースで標準時間の0.7ペースで計画しています。
エスケープルート
・金峰山到着が11:00過ぎた場合は来たルートを引き返す
・雷等の悪天候の場合は登山中止または上記と同じく来たルートを引き返す
装備
レインウエア、ヘッドライト、炎熱サプリ、水3l、手袋、サングラス、ツエルト、携帯トイレ、行動食2回分、エマージェンシーシート、絆創、昼食1回分、山と高原地図&アプリ、携帯電話、モバイルバッテリ、ココヘリ、日焼け止め、虫除け
今回のコース

山の日だから山に行こう!!
「山の日だから山に行こう」ということで、お盆の渋滞と暑さを避けるために深夜に出発しました。
交代で運転をしながら進み、朝5時前に富士見平駐車場に到着。幸運にも、駐車場に空きがあり一安心です。

富士見平駐車場からスタート
朝5時半、可愛いワンコを連れた家族と一緒に登山をスタートしました。歩きやすい登山道が続き、まるで屋久島を思わせるような大きな杉の木々が出迎えてくれます。木漏れ日が天使の梯子のように差し込み、見上げると青空が広がり、心地よい風が吹く絶好の山日和です。

今回は長丁場なので、1時間に一度のペースで休憩と水分補給を忘れずに行いました。前を見ても、振り返っても、どこを見ても最高の景色が広がっています。




山の日なので混雑を覚悟していましたが、渋滞もなく順調に進み、3時間弱で金峰山に到着しました。

そして楽しみだったのが、富士山を眺めながらの江口だんごの豆大福。疲れた体に、柔らかな大福とほんのり塩味が効いた餡子の甘さがじんわりと沁み渡ります。食べたら元気が出て、再び歩き出す力が湧いてきました。


金峰山を登り終え、次に目指すは瑞牆山。金峰山の人混みとは対照的に、瑞牆山への道は静かで、登山客もほとんどいません。静かな登山道を下りながら、周囲の自然に浸ります。

途中、金峰山小屋に立ち寄り、トイレを利用。使用料は200円でした。

八丁平経由で瑞牆山へ
なだらかな登山道を進んでいくと、分岐点に到着。八丁平方面へ

ここから波線コース(上級者向け)になります。しかし、目印が見当たらず、やぶ藪になる一方、不安が頭をよぎります。
不安は的中し、旧道(大日小屋方面)に迷い込んでしまいました。暑さの中で30分ほどのロスタイムを費やし、心が折れそうになり、体力も消耗します。

しかし、深呼吸をして気持ちを切り替え、再び瑞牆山を目指して歩みを進めました。

金峰山も瑞牆山も、どちらも岩登りが楽しめる場所なので、自然とテンションが上がります。

予定通りに進んでいましたが、相方の足が攣りかけたため、ペースを合わせながら山頂を目指しました。その途中、目の前を大きな獣が横切り、一瞬熊かと思いましたが、実は鹿でした。このサプライズに、疲れた体も一気に元気を取り戻します。

豆大福のパワーもあって、最後の急登を乗り切り、無事に瑞牆山、山頂に到着しました!


山頂滞在時間1分で下山開始、相変わらず山頂滞在時間が短い夫婦です。
14:30無事、富士見平駐車場へ下山しました。
下山後温泉へ
汗をたっぷりかいたので、下山後は温泉へ直行。南相木温泉 滝見の湯へ
500円で露天風呂、ジャグジー、水風呂が楽しめ、疲れた体をしっかりと癒すことができました!
下山後のアフターお楽しみ
今回の宿は佐久グランドホテル(ビジネスホテル)に宿泊
山旅の楽しみの一つは、地元の居酒屋さんを訪れることです。お店は常連さんで賑わっていて、活気があふれています。たっぷり汗をかいた後、まずは冷たい一杯で喉を潤し、乾杯しました。
メニューには、おすすめの蕎麦サラダやマグロとアボカドの和え物、そして串焼きの盛り合わせが並びます。
冷酒と串焼きの相性抜群
亀の海は熱燗でと思ったら、なかなか来ない
店主から「お待たせしたからサービスです」と、枝豆豆腐と純米吟醸 明鏡止水♪
安くて美味しくて、お腹いっぱい大満足!
せっかくなので、長野の地酒も味わいながら、至福のひとときを過ごしました。



まとめ
今回の金峯山&瑞牆山の山旅は、距離18.5km、累積標高1772m、時間9時間でした。
前回の薬師岳や黒部五郎岳と比べると、今回は気温が高かったため、発汗が多く、体力的にキツめの登山となりました。
金峰山までの道のりは、山頂手前に急登があったものの、全体的に整備されており、登りやすかったです。予定通り3時間で山頂に着くことができました。
その後、大日岩から八丁平方面の波線コースへ進みましたが、地図に記載されていない旧道に迷い込んでしまいました。壊れかけた看板には「至:大日小屋」と記載されていましたが、踏み跡も不鮮明で、やぶ藪状態だったため、間違っていると判断。「山と高原地図」アプリを起動して現在位置を確認したところ、登山道から少し外れていることがわかり、トラバースして登山道に戻ろうと試みましたが、難しいと判断し、引き返すことにしました。
早めに気づき、道迷いの鉄則である「迷ったと思ったら来た道を引き返す」を実行したため、ロスを最小限にとどめることができました。しかし、来た道を戻ることは精神的にストレスが大きく、かなり消耗しました。
八丁平経由のコースは波線コースですが、体力的にはハードではなく、一部で登山道が不鮮明なところがあるため、ルートを確認しながら進むスキルが必要だと感じました。
このコースは人が少なく、静かに登山を楽しむには最高のコースです。
分岐に合流後、瑞牆山に向かう登山道は岩場が多く、鎖場や足場が悪いため、渋滞しがちでした。家族連れや年配の方も多く、ゆっくり進むことが必要になり、焦らず譲り合いの気持ちが大切だと感じました。
今回のコースでは、富士見平小屋と金峰山小屋の2ヶ所に山小屋があり、トイレの心配なく登山を楽しむことができました。
下山後は日帰り温泉に入浴したかったのですが、近くに温泉施設がないため、少し車で移動して温泉に向かう必要がありました。
今回もそのまま帰宅せず、佐久のビジネスホテルに1泊し、居酒屋ツアーを楽しみました。地元の美味しい日本酒を堪能し、長野は蕎麦が有名なので蕎麦焼酎もいただいてみたいと思いました。
このブログが皆さんの素敵な山旅の参考になれば嬉しいです!
アブーより