薬師岳&黒部五郎岳 1泊2日 (Mt yakushidake & Mt kurobegorodake 2days)2/2

U.L HIKE

2024年7月13日・14日 1泊2日で北アルプスの薬師岳と黒部五郎岳に行って来ました。

今回のブログは2日目の黒部五郎岳になります。

黒部五郎岳の特徴

1. 豊富な動植物

黒部五郎岳は高山植物だけでなく、豊富な動植物が生息している場所でもあります。特にライチョウ(雷鳥)はこの地域のシンボル的存在で、運が良ければ登山中にその姿を見ることができます。また、ニホンカモシカやイワヒバリなども見られるため、自然観察を楽しむことができます。

2. 渓谷の美しさ

黒部五郎岳周辺には美しい渓谷が広がっています。黒部川の源流域として知られ、清流が流れる渓谷はその美しさで訪れる人々を魅了します。特に新緑の季節や紅葉の時期には、色とりどりの景観が広がり、写真愛好家にも人気のスポットとなっています。

3. 豊富な湧き水

黒部五郎岳は湧き水が豊富で、登山者が利用できる水場がいくつかあります。特に黒部五郎小屋近くの湧き水は冷たくて美味しいと評判です。山の中での新鮮な湧き水は登山の疲れを癒すだけでなく、安全な水分補給源としても重要です。

今回のコース

2日目は太郎平小屋を出発し黒部五郎岳を目指し、ピストンで太郎平小屋に戻ってから折立に下山するコースです。

今回の登山計画もコースタイムの0.7掛けで計画しました。

abu- 登山をした 9:23'48
26.0 km, 9:23'48, 2.8 km/h, 3363 kcal, 124 bpm

太郎平小屋から黒部五郎岳へ:雨の中の挑戦と出会い

太郎平小屋の朝食は5:00から始まります。早く出発する人たちは3:00に起床して出発していました。私たち夫婦は朝食を食べてから出発することにし、4:00に起床。歯を磨いて準備を整え、5:00に朝食をいただきました。

隣の夫婦は黒部五郎岳に行き、その後黒部五郎小舎に宿泊するとのこと。山小屋のベテランとの会話を楽しみながら、朝食をいただきました。

5:20に準備を済ませて太郎平小屋を出発。この日も着替えなどの荷物は太郎平小屋にデポさせてもらい、トレランスタイルで出発しました(エマージェンシーキットなどの必要な道具は忘れずに持っていきました)。

登山開始直後はレインウェアを着用して出発しましたが、小雨が降ったり止んだりの天気でした。汗ばんできたのでレインウェアを脱いで進むことにしました。この日はあいにくの雨と霧の天気で、景色はあまり楽しめませんでしたが、こんな日は雷鳥に会えるチャンスです。

そうこうするうちに雨が横殴りになり、再びレインウェアを上下着用して黒部五郎岳へ向かいました。かなり過酷な状況と雷鳥に会いたい気持ちから、岩が雷鳥に見えてくることもありました(笑)。その時、空を飛ぶ雷鳥の姿を発見!思いが通じたようです。

出発から3時間40分で黒部五郎岳に到着!これで百名山のうち40座目となりました。山頂には私たち夫婦2人だけだったので、三脚を使って写真撮影をし、悪天候のためすぐに下山を開始しました。

岩場を慎重に下山しているうちに雨脚が強まり、登山道がまるで沢のようになりました。レインウェアと登山靴に防水ソックスを着用していましたが、全身びしょ濡れでした。

紆余曲折を経て3時間後に太郎平小屋に到着。あまりの寒さにラーメン(並)1,200円を注文し、スープまでいただきました。太郎平小屋の皆さん、いろいろとありがとうございました。ラーメン、美味しかったです。

その後、着替えとデポしたザックを回収し、下山しました。14:15に無事に折立登山口に到着しました。

登山後のお楽しみ

下山後、びしょ濡れだったので、すぐにお風呂に入りたくて、有峰林道入口の亀谷温泉、白樺の湯へ直行しました。温泉で温まり、生き返った気分でした。温泉の親父さんも山好きらしく、山の話で盛り上がりました。

亀谷温泉 白樺の湯 | 富山市の観光公式サイト | 富山市観光協会
サイトに関するお問い合わせは富山市観光協会まで。

本日はそのまま新潟へは帰省せず、富山駅のビジネスホテルに宿泊しました。

第二のお楽しみ、地元の居酒屋ツアーです。

そして、第二のお楽しみである地元の居酒屋ツアーへ出発。今回選んだ富山の居酒屋さんは「もてなし蔵 和on」さん。

https://motenashi-waon.com

カウンター席に二人で座り、まずは熱燗を2合注文!芯から温まる!!

お刺身の盛り合わせ(時価)や氷見牛の牛すじ煮込み、いぶりがっこポテサラ、そして白エビの天ぷらなどを注文。

一番の楽しみである地元富山の日本酒を飲み比べ!粋な女将さんが日本酒1杯をサービスしてくれて、嬉しい限りでした。

気さくな女将さんとの会話や美味しい料理、そしてお酒を堪能し、大満足の夜でした。ありがとうございました。

翌日、それぞれの実家に鱒寿司のお土産を購入し、新潟へ帰省。いい3連休の百名山富山旅となりました。

まとめ

今回の黒部五郎岳の登山は、距離26km、累積標高1469m、下山2435mと、距離と高低差がかなりハードな工程でした。天候も雨風が強く、コンディションもあまり良くない中での登山でした。体力的には問題なかったものの、長距離で途中休憩する山小屋やトイレがないため、トイレ対策が悪天候の中で大変でした。

3000m級の山では隠れる場所がなかなかないので、ツエルト(目隠し用)やポンチョ、そして携帯トイレは必要だと感じました。

登山靴と防水ソックスを履いて万全の対策で出発しましたが、後半は登山道が沢下り状態となり、防水ソックスもグショグショになってしまいました。レインウェアも着ていましたが、服も濡れてしまいました。気温は10度前後でしたが、風が強かったこともあり、かなり寒く感じました。山小屋に着替えがあり、暖かい食事があったので大変ありがたかったです。

下山後は無理せず帰省せずに宿泊することにしました。これは正解でした。地元の美味しい料理とお酒を楽しめるので、百名山ツアーをされている方はぜひ、地元の美味しい食べ物を楽しんで行ってほしいです。これも地域振興につながるかと思います。

このブログが皆さんの素敵な山旅の参考になれば嬉しいです!

アブーより