2024年7月13日・14日 1泊2日で北アルプスの薬師岳と黒部五郎岳に行って来ました。
今回、我々夫婦は初の山小屋泊の登山です。
今回のブログは初日の薬師岳になります。
薬師岳ってどんな山
・薬師岳は標高2,926メートルで、北アルプスの中でも高い山の一つです。富山県の南部に位置し、山頂からは立山連峰や剱岳、槍ヶ岳など北アルプスの主要な山々が一望できます。
・薬師岳からの景観は絶景で、特に日の出や夕日の美しさが際立ちます。夏から秋にかけてが登山のベストシーズンで、7月から9月が最も人気の時期です。高山植物の宝庫であり、薬師岳の周辺ではチングルマ、コマクサ、イワカガミなどの花々が見られます。秋には紅葉が美しく、10月初旬まで楽しむことができます。
・薬師岳は古くから信仰の対象とされてきました。山名の「薬師」は仏教の薬師如来に由来しており、山岳信仰が根付いています。また、薬師岳山荘は登山者の休憩・宿泊施設としてだけでなく、地域の文化や歴史を学ぶ場としても機能しています。
今回のコース
今回、薬師岳のコースは折立登山口から薬師岳を目指し、太郎平小屋に宿泊するコースです。登山計画はコースタイムの0.7倍掛け予定です。

憧れの北アルプスへ
出発と登山口まで
三連休の初日、朝3時前に元気に出発!でもパーキングエリアは既に満車状態。有峰有料道路も6時前から渋滞していて、小型車の通行料金は2,000円です。駐車場には、大きなザックを背負った登山者たちがいっぱい!朝7時に薬師岳登山口からいよいよスタート!

登山の始まり
最高の山日和で、整備された登山道はとっても登りやすい!登り始めて1時間後に小休憩。1日目のおやつは塩羊羹、フルーツグラノーラチョコレート、おからバナナビスケット、チョコナッツクッキー。1時間に1つずつ、おやつと水分をしっかり補給してバテないようにしました。汗をかいたので、相方は早めに漢方を投入。


自然の美しさと登山の喜び
ニッコウキスゲの群生地では、鮮やかな黄色の花々が元気を与えてくれます。大きな杉の木からは生命力を感じ、エネルギーをたくさんもらってテンションアップ!

振り返ると相方がいない…。初めての山小屋泊で荷物がいつもの倍になり、10kgを超えるザックが肩に食い込んで痛いみたい。

山岳部の若者たち
山岳部の若者たちが颯爽と登っていきます。大きなザックには名前が書いてあり、緑の葉が飛び出しているのが面白い!山にパイナップルを担いで楽しむ遊び心が素敵です。
太郎平小屋到着と軽装登山
太郎平小屋に到着!小屋にザックを置かせてもらい、トレランスタイルへ。羽が生えたみたいに軽く感じました!キャンプ場は彩り豊かなテントがいっぱい。木道には高原植物が満開で、雪渓を渡り山頂を目指します。沢の音を聞きながら、岩登りや沢登りも楽しめました。



山頂の絶景とランチ
前を見ても、後ろを振り返っても稜線がきれい!薬師岳山頂の景色は360度絶景です。ランチは切り干しとあんこのおやき、魚肉ソーセージ。

青空の下、雲の上で山々を眺めながら食べるお昼ごはんは最高の贅沢でした。


山小屋泊
初めての山小屋泊。太郎平小屋の受付は登山客で賑わっていて、ビールは1本800円。夕食は17時、朝食は5時。早く出発する人はお弁当に変更可能です。ドキドキの部屋は二段ベットの上。大部屋の雑魚寝を覚悟していましたが、カーテンでプライバシーが保たれていて一安心。トイレも綺麗で快適。お風呂はないので、ウェットティッシュで汗を拭き、ドライシャンプーでスッキリしました。


夕食と休息
登山準備を整えた後、マッサージやストレッチ、お昼寝をして疲労回復。「夕食の準備が出来ました」の館内放送で登山客が続々と食堂に集まりました。スタッフが手際よくテーブルに誘導。夕食はハンバーグ、がんもどきと高野豆腐、干し椎茸の煮物、スパゲティサラダ。山小屋で昆布締めが食べられるなんて驚き!温かい味噌汁が美味しく、ごはんと味噌汁のおかわり続出で鍋は空っぽ。みんな食欲旺盛でした。

まとめ
今回の薬師岳は梅雨の合間の晴れに恵まれ最高の登山日和でした。
着替えなどの道具は太郎平小屋にデポさせてもらい薬師岳をめざしました。
3000m級の山ということと、今回初めての山小屋泊ということもあり、ザックの総重量は10kgと、やや重め装備となりました。
山小屋で水を補給させてもらうなど、工夫すれば、あと2〜3kg程度は軽量化はできるかなあと思います。
3連休ということもあり、山小屋はいっぱいかなぁと想像していましたが、4人の寝床のところ2人で使わせてもらい、快適にすごさせてもらいました。山小屋の方の配慮に感謝です。
太郎平小屋のスタッフは若い人がメインでやられていましたが、大変親切で快適にすごさせてもらいました。
今回の太郎平小屋は5月のGWに予約をしました。3連休ということもあり、直ぐに予約がうまってしまいました。早めに予約しておくことをおすすめします。

7月、この季節は高山植物がたくさん咲いていました。ハクサンイチゲ、シャクナゲ、ニッコウキスゲ、などお花をたくさん楽しむことができます。






今回の主な装備
北アルプス準備リスト
ザック、トレランザック、水3l、カッパ上下、ビニール袋、炎熱、塩タブ、芍薬、ツエルト、ポール、エマージェンシーグッツ、ライト、昼食、クマ鈴、モバイルバッテリー、サングラス、日焼け止め、歯ブラシ、ドライシャンプー、ウエットティッシュ、地図、コンパス、着替え(tシャツ、長袖シャツ、ウインドブレーカ、タイツ又は長ズボン、半ズボン、靴下、ダウン、下着)、非常食(お菓子など3食)、登山靴、スント、携帯、充電ケーブル、ココヘリ、登山計画書、お金(6万)、コンタクト又はメガネ
このブログが皆さんの素敵な山旅の参考になれば嬉しいです!アブーより